6月からF.C.Alma大垣でアシスタントを務めてくれていた野村恵里さん。
今日が最後のスクールとなりました。
幼児スクールやエンジョイコースの補助を中心に、
平日・土日と献身的に活動してくれた彼女。
京都での大学生活と同時進行だっただけに、大変な面もあったと思います。
それでも、酷暑のなかでも、雨のなかでも、何一つ不平不満を言うことなく、
子供たちのために一生懸命働いて、円滑なスクール運営をサポートしてくれました。
今後は、4月から地元大垣で社会人としてデビューするそうですが、
新しい舞台でも必ず活躍してくれるでしょう!!
そんな野村さんから、みんなへのメッセージ。
「ボールをぶつけられたことも、 鼻をかんだ後のティッシュをプレゼントされたことも、 今ではとってもイイ思い出となりました。 これからも、たまにはグラウンドに足を運んで、 みんながゲンキに頑張る姿を応援したいと思います。 今まで本当にありがとうございました!」
これからも野村さんの活躍をお祈りください!!!
さて、今回は、村橋先生の『保護者向け講座』。
成長期に起こりやすいケガについての第2弾です!!
早速、先回からの続きから…
②肘関節の骨折
●どうやって起きるの?=手関節と同様に地面に手を着いた際や高所からの転落によって発生します。肘関節が完全に伸びた状態で地面に手を着くと手関節ではなく肘関節が骨折することが多いといわれています。幼児~小学生の(やんちゃな?)男の子に発生しやすいようです。
●症状は?=まず肘関節全体が非常に腫れます。そして肘が動かない・肘と違うところが動く・内出血が出現するなどの症状が出現します。そして合併症として、肘周辺の神経や血管を圧迫されたことによる手のシビレや手指が蒼紫色になってくることがあります。
●どうしたらよい?=動かさないことです!三角巾があれば手をつった状態ですぐに病院に行きましょう。
●診断は?=肘関節のレントゲン撮影をおこないます。どこがどの程度折れているかを詳細に診断することが大切です。整形外科にかかることをお勧めします。
●どうやって治療するの?=レントゲン撮影の結果をもとに手術をするかしないかをお医者さんが判断します。手術をしないのであれば徒手的に骨を元の位置に戻しギプスで固定します。骨折の程度がひどいようであれば手術的に骨を元の位置に戻しギプスで固定します。固定の期間は3~4週間が目安ですが、レントゲン検査で骨のくっつきが良くない場合は少し長くなることもあります。固定がとれた後は肘関節の動きを良くするためのリハビリをおこないます。握力も低下していることがあるので並行してリハビリするとよいでしょう。
●どれくらいでサッカーが出来るようになるの?=骨折後の合併症がなく、骨のくっつきが良好であれば1~2ヶ月でサッカーが出来ますし、それ以前から単にボールを蹴る程度のことであれば出来ると思います。ただし人との接触(コンタクトプレー)は厳禁です。
●注意すべき点=この骨折は比較的早期に治る事が多いのですが、重篤な合併症や後遺症が残ることがあります。症状の欄で記載しましたが肘関節周辺の神経・血管を圧迫されることにより手指のシビレや変色がみられます。早急に対処すれば問題ないのですが放置しておくと阻血性拘縮(フォルクマン拘縮、Volkmann拘縮)と呼ばれる合併症が発生します。これは強い腫れにより肘から下への血流が障害され、神経・筋が不可逆性の壊死を起こしてしまうものです。そのため、手指の強い機能障害が永続的に残るという重度の後遺症です。
他には変形治癒といって、曲がってくっついてしまうことがあります。そのほとんどが内反肘(ないはんちゅう)といって肘を伸ばした時に内側に曲がる変形が残ります。これには、最初の整復操作(骨を元の位置に戻すこと)と固定に問題があった場合や、肘の骨は接触面積が狭いため不安定になりやすこと、小児期の特徴であるリモデリング(自家矯正)が起こりにくい場所であることなどが関与しています。変形が強い場合には小学生期でも手術によって変形を治す手術が必要になることがあります。そのまま変形を残しておくと遅発性尺骨神経麻痺という後遺症が大人になってから出現することがあります。症状としては初期には薬指と小指の感覚異常(触った感覚がない、痛みを感じない、ピリピリする感じ)や痛みを訴えます。進行すると、つまむ力が落ちたり、指の筋肉がやせたり、薬指と小指が変形したり、指が伸びないなどと訴えられます。
こんなことが起こらないためにも骨折した後はお医者さんの言うことをよく聞き、痛みやシビレ・手指の変色があった場合にはすぐに病院へ行きましょう。サボって病院にいかなかったり固定を早くからはずしてしまったりすると将来大変ですよ!普通に転んで骨折することは少ないでしょうから無茶な遊び(高いところに上ったり、鉄棒でアクロバティックなことをしたり)をして骨折しないことが一番ですね!