スポーツドリンクはどれが良いの?

近年、各飲料メーカーが数多くのスポーツ飲料を発売しています。
コンビニ・自動販売機で「どれにしようかな~?」なんて迷うことは良くありませんか?
そこで今回は理想的なスポーツドリンク探しをしてみようと思います。

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●はじめに・・・
言わずと知れた事ですが、運動中の水分補給は重要な意味を持ちます。激しい運動中は体温上昇を一定範囲内に保つために汗をかきます。適切に水分補給しなければ脱水状態に陥り、痙攣や熱中症を引き起こします。また循環血液量の減少とそれに伴う心拍出量の低下によりパフォーマンスが低下します。血液濃縮が起こると心筋梗塞や脳卒中の危険性も増します。つまり激しい運動中は病的な状態におかれているのです。

「絶対に水を飲むな」「塩をなめろ」「水を飲むから汗が出て余計喉が渇くのだ」
現在なら殺人罪に問われそうな恐ろしい指導を昔は受けてきました。

スポーツドリンクの研究はアメリカンフットボールの選手が練習中に汗などで損失する約2.5リットルの水分喪失を補うことを怠ったために年間20名の死亡者を出した1965年に始まります。ロバート・ケード博士の研究成果がスポーツドリンクの原点「ゲータレード」です。
現在では一層研究が進みより優れたスポーツドリンクが発売されているはず。それではスポーツドリンクに必要な条件にはどのようなものがあるのでしょうか?各メーカー様の面子にも関わりますし、あくまで自論の域ですから他の人に積極的に勧めたりしないでくださいね。

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●吸収速度
アイソトニック(等張性)或いはハイポトニック(低張性)飲料と呼ばれるスポーツドリンクを目にしたことがある方も多いかと思いますが、これは人間の体内の浸透圧と比較しての表現です。体液に近いものがアイソトニックで体液よりも浸透圧が低いものがハイポトニックと呼ばれています。


●糖分(エネルギー)補給
運動中は運動強度が高くなればなるほど筋肉の糖質消費速度が増大します。糖質が不足すればパフォーマンスは当然低下します。糖質濃度が高いほど糖吸収は優れていますが、逆に水分吸収は低下します。ところが運動中に糖質を補給しなければならない状況下では体内は低血糖状態にあります。

多量のグルコース(砂糖・蔗糖・ブドウ糖など)摂取によって引き起こされる急激な血中グルコース上昇はインスリンのリバウンド効果による過剰分泌により直ちに低血糖症を生じます。つまりエネルギー補給にならないのです。そこで最近のスポーツドリンクには果糖が多く使用されるようになりました。

実は果糖はインスリンのリバウンドを回避できるのです。糖質は必ず単糖類でしか腸管から吸収されず、同じ単糖類であるグルコースと比較して果糖は吸収が遅いこと、値段が倍以上すること、甘さが少しすっぱくて万人受けしないこと等の理由で一般的ではありませんでした。
しかし果糖は一度体内に取り込まれた後はグルコースよりはるかに早くエネルギー源になります。この時クエン酸を同時に摂取するとグルコースに決して引けを取らない吸収速度と、明らかにより有効な筋肉内へのグリコーゲン再補充が得られることが判ってきました。

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●比較
ということは、運動中の理想のエネルギー源=果糖+クエン酸+アルギニン(これにBCAAをプラスすればより完璧!)、水分補給(吸収)はハイポトニックとなります。

さて該当するスポーツドリンクはあるのでしょうか?

スポーツドリンクの代名詞「ポカリスエット」はアイソトニックでクエン酸・アルギニンは入っていません。
老舗スポーツドリンク「アクエリアス」は理想のエネルギー源は入っている(量が少ない)がアイソトニック。
ゲータレードは“マルチジェネレイトシステム”により、世界最速レベルの水分吸収力を実現したがエネルギー源としてアルギニン・BCAAなどが入っていない。
「アミノバイタルウォーターチャージ」は理想のエネルギー源とハイポトニックを併せ持つ数少ない飲料。しかしエネルギー源の量が少ない。
大塚製薬が自信たっぷりに発売し、野口みずきがスペシャルドリンクに使用した「アミノバリュー」はアイソトニック飲料ではあるがエネルギー補給としてはほぼ理想に近いものとなっているのではないでしょうか。

今回対照とした商品以外に理想的な飲料があるかもしれませんが、このようにすべてを網羅したものは無いに等しいです。この比較を参考にして味・目的を考慮し選んでみてください。ただ、スポーツ飲料だからといって飲みすぎには注意ですよ!

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