5月から12月と、長きに渡った県リーグを2位で終え、
東海社会人トーナメント大会への参加権利を掴んだ。
加入、脱退…
いつも順風満帆で来たわけではなかった。
まさかの敗戦、土壇場での逆転劇、
幾多の試練を乗り越えながら、
完成度を徐々に高めていった結果、
なんとかたどり着いた地点。
それが、今日の日だった。
平成19年1月13日、大垣FCコーガンズイレブンは、
三重県営鈴鹿スポーツガーデンに集結。

目的はひとつ。
チーム創立以来の30余年間、
そして過去、西濃地方に開かれたことのない、
東海リーグへの扉を開くため。

この地では、誰も成し得なかった小さな偉業へ。
熱く燃える闘志を胸に、若者たちが挑んだ。

高ぶる気持ちを落ち着かせながら、
ボールの感触を確かめた。

味方のシュートを受けながら、
ゴールを死守する男がいた。

そして、ウォーミングアップを終えた戦士たちは、
決戦のピッチへと、扉を開けた。

厚い雲に覆われた第4グラウンド。
北から南へ、時より強い風が吹きつける。

コイントスに勝利したコーガンズは、
風上からの攻撃を選択。

午後1時1分、ヤマハ発動機のキックオフで、
前半の40分が始まった。
気合いの入った立ち上がり。
前線から積極的にプレスをかけ、相手へと襲いかかる。

攻撃の軸は、右サイドから。
FW24西脇を経由して、敵陣へ侵入する。
![]()
激しいチェイスでボールを奪還しようとするが、
ゲームを支配していたのは、ヤマハの方。
中盤を厚く構成する陣形の前に、
自陣ゴールが幾度となく脅かされた。

間隙を突くようにカウンターを余儀なくされた大垣。
攻守ともにギリギリの線での戦いを強いられる。
![]()
20分、左サイドから攻め上がったMF14古畑がシュートを放つも、
相手GKがワンハンドクリア、

25分、FW24西脇の突破で得たフリーキックのチャンスも、
枠を外れてしまう。

次第にペースを掴んできた大垣だったが、
30分過ぎから相手の広範囲な攻撃に振り回される。

右サイドから崩され、中央を経由、
逆サイドにまで運ばれて、決定機を与えてしまう。

前半を終えて0-0。
失点こそ許さなかったが、
攻守に渡って安定性を欠いた大垣。
練習量、運動量、攻撃の幅、カタチ…
成熟度の高い相手を前に、課題が浮き彫りとなった。
どのように修正して残り40分を戦うのか。
そして、東海リーグへと繋がる道は開けるのか。
日差しが差すアスファルトの上で、
後半開始の笛を待った。
