前節、GKと接触した際にケガを負った
DF2長村宏己も、今日はベンチからサポート。

その甲斐あってか、
後半開始から大垣FCコーガンズが攻勢に出る。
3分。右サイドFW24西脇の突破でチャンスを作ると、
MF10福井がゴール前にセンタリング。

走りこんだMF6加藤が反応するも、
わずかに届かない。
そして、そのボールを拾ったFW11横山も

シュートを狙うが、枠に嫌われる。
守備面でも、安定した動きで相手の攻撃を封じるコーガンズ。

ほころびを見せない強固なディフェンスに、
NK可児の豊富な運動量から繰り出される
素早い攻撃力も影を潜めるように。
その後も、縦横の連携を組み立て、
攻撃の手を止めない大垣。

MF18土川から前線へボールが配給され、
チャンスの種を蒔き続ける。
5分には、右サイドからMF6加藤、

左サイドでFW11横山が積極的な動きを見せると、

途中交代で入ったFW14古畑幸丸や

DF17森信浩も、

それに呼応するパフォーマンスを見せる。
畳み掛けるかのような攻撃で、
相手ゴール前へ何度も侵入するが、
最後の壁を崩せないコーガンズ。

FW24西脇も、何人もの相手選手を背負いながら、
攻撃への足がかりを作る。
しかし、得てしてこういった流れの際に、
カウンターパンチは食らうもの。
均衡が破れたのは、後半27分。
中盤でルーズボールの処理をするが、
運悪く相手に当たり、
フリーで待つNK可児選手の前にボールは転がる。
相手15は、ゴール前にドリブルで進み、

最後はGK21澤田の動きを読んで、ニアサイドに流す。
若く、運動量で対抗するNK可児。
幸運をも味方につけ、1-2と大垣を突き放す。
すると、ここからコーガンズが怒涛の反撃を繰り出す。
33分、右サイドでボールを受けたFW24西脇が、
相手DFを引きずり倒しながらドリブル突破。

新たに2人のDFが来るが、ファールで止めるのが精一杯。
38分には、
相手の攻撃をDF4田中が体で守り、カウンターに繋げ、
ゴール前、抜けた西脇がシュートを狙うが、

芝生に足が取られ、打てずじまい。
直後には、右サイドからFW14古畑が飛び出し、

気迫溢れるシュートを放つが、

ボールはわずかに枠を外れる。
得点こそ奪えないものの、
後半から蒔き続けていた種は、
徐々に萌芽の時を向かえるかのよう。
タイムアップまであとわずかになって、
コーガンズの攻撃はさらに激しさを増す。
両サイドに目まぐるしくボールを散らし、
相手の足がピタリと止めたのは、後半42分。
何本ものパスを繋いだ結果、
劇的なゴールとなって、花開く。
相手陣内、左サイドのスローインから、
17森がボールを受け、中央の4田中に。
田中は逆サイドに展開し、18土川を経由して13加藤祐次郎のもとへ。

祐次郎は、10福井大輔とつなぎ、再び17森へ。
森がペナルティエリア付近で仕掛け、

13加藤祐次郎に。
祐次郎はボールをキープし、

フリーで待つ10福井にパス。
福井はクロス気味にゴール前の西脇に送り、

ポストプレーでフリーの14古畑に。
左足を豪快に振りぬいた14古畑。

そのシュートは、相手GKに止められてしまう…

…が、
電光石火!
稲妻のように現れた

MF6加藤浩邦が
「俺はココにいるんだぜシュート」をネットに突き刺し、

同点に追いつくッ!!!
アドレナリン120%の同点弾を決めた浩邦は、
ガッツポーズを決めて、味方のもとへ…

と、思いきや華麗なるフェイントで、

ゴール裏へスライディング!!!

たった少し、
それでもうれしいサポーターの前で、喜びを爆発。

ゴールキーパーが横たわる中、
西脇をも苦しめさせる熱すぎる抱擁…

土壇場の同点劇。
主人公は、やはり浩邦だった。
その後も、残り時間の少ない中、
FW24西脇のスルーパスから決定的なチャンスが訪れるが、

ペナルティエリア内でボールを受けた
MF6加藤浩邦がシュートは、相手GKにブロック。

相手陣内深くに攻め入るなど、一気に逆転ムードが漂う裏には、
最後まで勝利をあきらめず、立ち向かう選手の姿も。
先回の試合で至近距離からのボールが当たり、
鼓膜が破れてしまったMF13加藤祐次郎。

そして、しばらくの間、
チームを離れるDF4田中幸祐。

彼が残してくれた、
倒されても、次に繋げようとする強い意志は、
チームのメンバーに伝わったはず。
結局2-2のドローでタイムアップ。

前半・後半に幾度かみられた決定機。
決めておくべき時間に得点を得られれば、
もちろん流れは変わっていたが、
逆転されて、追いついての展開は褒められる内容。
相手の早いプレスを長短のパスで散らし、
スタミナを徐々に奪っていった点、
そして一旦暗く落ち込んだ流れの中、
最後まで諦めない気持ちを全面に出した点が、
大きな収穫としてあげられる。
一方、中間の練習ができていないため、
シュートの精度や連携にムラがある点も事実。
しばらくの間、オフとなるが、
それまでに修正できるかどうか。
東海リーグへの道は、高く険しいままだ。

岐阜県社会人サッカーリーグ1部 第2節(5月21日)結果
大垣FCコーガンズ 2-2 NK可児
GK 21澤田雄亮
DF 3高木謙一、4田中幸祐、5加藤高広、7橋本哲也、
MF 6加藤浩邦、8小寺享治、MF10福井大輔、18土川建三
FW 11横山裕貴、24西脇良平
SUB 2長村宏己、13加藤祐次郎、14古畑幸丸、17森信浩、22古橋高寛