東海リーグを目指す大垣FCコーガンズにとって、
岐阜県リーグを1位で通過し、入れ替え戦に進出するコトは、
いわば最低限の条件。
しかし、その道は、決して安易ではない。
個人のチカラだけではなく、
チームとしての成熟度がなければ突破できない高い壁が、
東海の前には立ちはだかる。
30年間、いまだ大垣に開かれたことのない東海への門。
若者たちがその扉をこじ開けることができるかどうか。
長く、そして険しい、5ヶ月間が、今日から始まる…。

戦いを前に、アップを続けるコーガンズイレブン。

カラダだけでなく、気持ちも徐々に高ぶらせ、
長いシーズンの大事な初戦に向けて、コンディションを整える。
直前におこなわれた養老クラブvsセラヴィで、
第4審判を務めたDF2長村宏己も、

人知れずアップに励む…。
心配された天気もキレイに晴れ渡り、絶好のサッカー日和!

しかし、ところどころに水溜りがあるピッチに、
この日も悩まされるコトとなった。
開始早々からサイドを基点に攻めあがる大垣FCコーガンズ。
開始直後のコーナーキックからFW24西脇のシュート、
そして4分には、相手クリアのこぼれ球をMF10福井が豪快ミドル。

シュートは枠を外れるも、波状攻撃を仕掛け、
相手DFのラインを下げさせる。
特に目立ったのが左サイドからの展開。
2列目に位置するMF7橋本のスペースへの飛び出しが、

コーガンズのリズムを作り、
悪いピッチに負けず、

DF17森も落ち着いたプレーでチームを牽引。
いいペースのまま、試合を運び、迎えた18分。
相手のパスミスを拾ったFW24西脇が、
フォレスタのDF2人を抜き去り、独走。

GKと1対1となり、シュートを放つも、

「ニア上を狙ったんだけど、うまく足に当たらなくて…
決めなきゃいけない場面だったからチームに迷惑をかけたね」
と、語ったように、

枠を捉えられない…。
その後も、FW24西脇にボールを集めて、サイドへ展開。

ポジションチェンジも巧みに織り交ぜながら、敵陣を切り裂く。
28分には、左サイドから中央に待ち受けるMF10福井、
そしてFW11横山にボールが渡るが、

シュートはゴールマウスを外れ、
FW24西脇のスルーパスを受けたMF7橋本がセンタリングも、

ゴール前に詰められない…。
40分には、ハーフウェイライン中央から出されたFW24西脇のスルーパスに、

反応したFW11横山とMF10福井が交錯するようなカタチでシュート。
さらに、スローインからFW24西脇がキープし、センタリング、
MF8小寺のポストプレー、最後はMF10福井がシュートを放つもゴールならず…。
圧倒的に攻め続けるも、
粘土質のピッチに苦しめられ、
スコアレスのままハーフタイムへと突入。
シンプルな組み立てから正確なフィニッシュへの流れを確認し、
後半の45分間に挑む。

センターバックにDF5加藤高広を入れた後半。
開始直後に相手GKのハンドでゴール前フリーキックを得る。
壁に立つ味方をすり抜けるようにFW24西脇がゴールを狙うが、

相手DFに弾かれ、ゴールならず。
均衡が破れたのは、後半4分。
囲まれながらもドリブルをする西脇に対して

フォレスタDF陣が激しいファール。
そこで得たゴール前中央のフリーキック、
MF10福井が混沌を振り払う閃光のシュートを放つ!




鋭く早くゴール右隅に押し込まれた貴重な先制点は、
東海への大きな第一歩!

全社決勝の舞台に立てなかった悔しさを、
この大事な場面でプラスに変えた。
このゴールで勢いを増した大垣FCコーガンズは、
運をも味方につけてしまう。
後半6分。
FW24西脇のシュートを拾ったMF8小寺が
機転を利かせたミラクルシュートを決める。

「ドーハのときのゴン中山を思い出しました」と語るように、
ほぼ角度ゼロの状況。
センタリングと見せかけてシュートを狙う、そのアイデアに、
カメラすら追いつけず。

2-0とフォレスタを突き放す。
しかし、フォレスタ関も反撃を見せる。
相手シュートは、GK21澤田の前でイレギュラー。

澤田が一旦弾くも、相手に詰められ、
1点を返されてしまう。
その後も、嫌な流れは続くが、

堅い守備力を誇るコーガンズディフェンス陣が守り通す。
やがてペースが落ち着くと、
途中交代で入った新加入MF13加藤祐次郎や

足の故障で万全でないMF6加藤浩邦も、

攻守に活躍を見せるようになり、
素早いカウンターアタックを重ねる。
30分には、FW24西脇からMF6加藤浩邦へ絶好のスルーパス。

相手DFの素早い寄せの前にシュートは打てなかったが、
コーガンズの厚い攻めを印象付けた。

相手に訪れたビッグチャンスを防ぐと、

一転、チャンスが到来。
41分、イレギュラーバウウンドの処理を誤った相手キーパーの動きを
見逃さなかったFW24西脇が、無人のゴールに流し込んで、3点目。
大垣の勝利を決定づけた。
終了前にも、追加点を重ねるチャンスがあったものの、

そのままホイッスル。
大事な大事な初戦を危なげなく3-1で勝利した!

グラウンドコンディションさえ良ければ、
大量得点も期待できた試合。
しかし、連携も徐々によくなっており、
昨年引き分けた相手に開幕戦を勝てたことは大きく、
また、収穫も多いゲームだった。

試合後の課題として、
セカンドボールに対する対応、
そして、確実に決める決定力など、
練習で補っていくことを確認。
ケガを治し、ベンチ入りも含め、
コーガンズが一丸となって戦いを進めていけば、
東海リーグ昇格も現実味を帯びていくコトを証明できた。

次節は、5月21日(日)。
大垣浅中公園多目的グラウンドで13:00キックオフ。
NK可児と決して侮れない対戦相手だが、
コーガンズのサッカーを徹底できれば、勝ち点3を獲得できるはず。
飛翔を遂げるべく、鍛錬を重ねる大垣FCコーガンズ。
今年最大の目標に向け、まずは、幸先いいスタートを切った。

岐阜県社会人サッカーリーグ1部 第1節(5月14日)結果
大垣FCコーガンズ 3-1 フォレスタ関
GK 21澤田雄亮
DF 17森信浩、2長村宏己、3高木謙一、4田中幸祐、
MF 7橋本哲也、8小寺享治、MF10福井大輔、18土川建三
FW 11横山裕貴、24西脇良平
SUB 5加藤高広、6加藤浩邦、13加藤祐次郎、14古畑幸丸